透明境界線

生きていく。詩を書く。

Twitterの詩

涙を流すのは とても自然なことだ その悲しみを受け入れることは 簡単なようで 実はとても難しい憂鬱 怒り 幸せ 自分の感情を もう一人の自分に向けて 「それでいいんだよ」と 言えたなら どんなに楽になれるだろう受け止められるまで あともう少し ゆっくり…

あなたを思う

暖かい丸が背中を押すとき思い出すのは母の微笑み。去年許せなかったことが、今年またひとつ許せましたわたしの知らない場所からきっと見守っているのだろう気づかないだけで嗚呼あなたが恋しい生きていたら、生きていたら、今頃一緒に年越しできるのにと何…

生きていていい

詩人A

私は詩人に恋をした哲学的な言葉をつかいながらゆっくりと小声で話す貴方が愛おしくてもう一度とて実らないものと知っていながら愛してるを、言いたい 色んな詩集を借りた詩論も教わったけれどそれらの内容すべてを忘れさせる貴方の大きな存在は昨日消え去っ…

秋雨で辺りが暗くなる、夕方前しっかりと降らして鬱ごと流してくださいEqual冬へ機転を利かすあの音楽隣人の咳払いは季節の変わり目の日付を決める背を伸ばして伸ばして猫背を正してハーブティーを飲みましょう、夜寝る前に起点は明日で今日は猫のように眠り…

‪くだらない感情感傷に干渉したくないから街へ出た、あ、カブト虫が飛ぶ。いつの間にか消えていったあの手紙の中身を思い出せない、すなおにかなしい。唄うと怒られるから声ひとつも出さずに泣いている晩秋には、一瞬も見逃さずにときめいてよ。‬

ここが都会

おはよう朝藍色がスカイブルーに徐々に景色が変化していって東京の一日が始まった輪廻転生あるのかなんて思ったりしない。私の罪を弁護出来るのは誰一人としていなくて体内に残った精液だけが生への執着度を決める夥しい、街の喧騒、ココナッツミルクジュー…

無題

内側から外部に放ったからだのちからは もう胸には宿っていない ほんの少しの感慨深い感情だけが 残っていて それそのものを取り除いたら わたし自身の命が消えそうで怖い だから今日は眠る 寝たいだけ寝て からだを 取り戻す

鋭角

息を止める生きている言霊が燃えるUFOは見えない。鼻をすすりながら足を組む腰痛。水分水分水を飲む空が見えない。愛している好きだの一言が出ない密閉、ヒール靴履けずにスニーカー愛す。風邪をひいたから出掛ける縦横無尽にダンスインザパーク桃色。木々が…

お題「萌え詩」(Twitter)

生ぬるい風に萌えるから 昨日はいつもより早く眠った 下ろしたてのモールニットの袖が緩くて 何度でも触りたくなる あなたには もう 会 えない 生ぬるさから解放された朝は冷え込み 花たちは寂しそうに 歌ってる

無題

「私のことを知っていますか」 「私を覚えていますか」 「私の好きな果物は何でしょう」 「好きですか?」 「嫌いですか?」 潔く言えないもどかしさ 苦痛を伴う生活 冷えたグラス 飴色の砂糖入れ そのどれもが 美しいと 貴方分からないでしょうが、私になら…

もう眠れそうにない、いや死んでいたあの日の私を私は延命させてしまった、恋。忘れたはずを蘇らせる読み上げ機能。上手いこと言えないや、眠れそうにないや、死ねそうにないでも死にたいや。世の中との決別はまだ早いなんて逆に軽々しく言うのなら私の身代…

もう二度と戻れないことろまで 一人だけできてしまった 隣には 芝生さえ見当たらない 夕暮れの空を見逃して 悲しくなるのはいつもの事だったけれど 情けないったらありゃしない 言葉と音楽が合流したとしたら 私あなたの元へ 行ってしまいたいのに

バーチャル言語旗手。黄昏てからのおはようは遅く机の上であなたに挙手をする。殺し文句は「笑ってよ」。曇天を見上げれば高揚し、額を掻く矛盾の後ろの矛盾。攻略できなかった恋愛時すでに遅し、いつも同じ喫茶店でアイスコーヒーLサイズ。太った分だけ膨ら…

残るもの

飛び散った花束は夕立ちと重なる。青い海が見えない場所で立ち尽くす私。苦いまどろみが向こう側に見える頃、こんがらがったあの頃の糸の色を思い出した。やさぐれていて不適切な情動が心に染みて痛い。あおい、あおいものは罪。

悲観に夢中

星屑になろう青雲になろう飛び越えて宇宙の屑になれ/深呼吸のない生活/腰痛のない体欲して分身を探す レクイエム・シンドローム。

予兆2

突然の 秋の便りに体が驚いて いつもの何倍もの睡眠を重ねた 夜になり むくりと起きて水を飲む(つめたい) 青のストライプのロングシャツを羽織って 隣の街まで散歩をすると 北風 舞う 死ぬことよりも生きることの方が数倍も難しい、 少しの頭痛を持ち寄りな…

予兆

西瓜を食べた夜の 静けさと 秋の匂い 単純なことがどれほど難しいかと苦しむ感情を風が止めさせた いまはかんがえなくていいものを 考えてしまって脳がパンク しない為の 北風

モノクロ

コップから溢れた水を掌で掬うように雑感まで拾おうとしたでしょ煙草にライターではなくマッチで火を点ける瞬間ならどんな言葉でも言える気がした(今の私を忘れないで)どんな君でも君は君そう言ったあなたは忘却のかなた 犬に似ていると言われたり面白いねと…

侵食

左斜め下の橙が ながくみえるようなきがして綻んだ 37.5℃のやつれた体が余計で剃刀で削るやすりかげ、まるで うたえばいい わらえばいい なけばいい 死んでしまいそうな命を もちはこべばいい

それは

また夜が来るから 速足で線路を跨いだ 蝉が涙を流さないのは 正面から命をみているから

雨脚があまりに強いもんだから アイスクリィムをぺろり舐めた 言葉がコソリとも浮かばないものだから 優越に浸ってみた ここは地球のどまんなか スマホの後ろにスマホリングをくっ付けて 愛する人に 読まれることのないメッセージを 送信する 雨粒は 下半身…

ことばのすれ違い

新宿で彼と一生のお別れをしたあと花を買う新宿は豪雨と道路のど真ん中で叫びたい衝動に駆られる命は一瞬つんと尖った心で彼を刺したのかもしれない恋も一瞬気怠い身体は低気圧の下降のせいにしたいメッセージの削除、削除、削除の繰り返しはだいたいどうい…

奔走

いかがわしいもので私を弄ばないでもっとまじめに本気になって私の体に絵を書いてみて溢れ落ちるものは愛よりも欲膨れ上がった風船が空へ飛んでいく途中で割りたくなる不気味腕の上を蟻が這いつくばる可愛い 困難な状況が自分を強くするのコーヒー美味しいの…

干からびた多肉植物に水をやる太陽光が目をつん裂くように街道沿いを歩いていると漂う刻苦水分の足りていない体はのっそりと歩くことをやめず(あたかも健康体かのうように)熱病に冒された、午後二時勢いなくポカリを買ってすぐさま帰宅しアイスノンに頭を…

RとO

今日の夜をどう過ごそう精神の落ち着かない熱帯夜をクーラーと悴む足指だけが意識を高めるこんな斬新になりたげな私をどう殺めよう刀があったら即座に腹切るんだそんな卑怯な内向性確信の持てない明日に生はあるだろうかRがあったとしたらOのバッテリーはも…

雨が頭部を濡らした 窓辺から聞こえる強い雨音、 じんじんと傷む首は寝静まることなく 息をしている 生きている私 ダークグレーの空を見上げて 懐かしいあの日を思い出す 束の間の休息を わたしとあなたに

あたまのなかでなにかがわれてゆくかんかくをたいないでわれていくおとをながめる。これはなにかのよちょうですか?それともねむりなさいのあいずでしょうか?わたしはわたしがわからなくってわたしはきみのこともまるでしりもせずにむねのうちで、きたいを…

君を愛したあと 部屋から立ち去り 急激に壁にぶち当たった (言葉の奥ゆかしさ不自由さ) 階段から落ちて首を捻った 多分、 もうむりをしないでいいよ 誰かからの伝言だった 怪我をしても君はやはり優しく 可愛くて 私に 好きだよなんて また言って 馬鹿なふた…