透明境界線

生きていく。詩を書く。

マジックミラー

束の間の晴れの日のこの虚無感をどうにかしようと心を無にする作業。雑念を消し去って、まるで物のようになる。なりたい。本当に疲れているときは、余計なことも良いことも悪いことも頭に掠らない。中途半端に疲れている場合、脳内は雑念に追われ呼吸が浅くなっている。


働きたいと願ってから何年経ったのだろう。先日10年ぶりに真面目に仕事を始めた。とても緊張し、ミスをし、疲れてしまった。「働くのが嫌と言ったりしてみたい」だなんてずっと思っていたけれど、実際働き始めると、心から口にして叫びたいほど働きたくないなと思った。どうして私は働いているのだろう?自ら選択した道なのに。働いて鬱になって死にたくなって人生終了しか、私の未来が見えてこない。


くたびれ果てた私の今日のBGMは、大森靖子の「マジックミラー」。
私に女子力なんて、ない。