透明境界線

生きていく。詩を書く。

一瞬煌めいたせかい

しっかりしなきゃ、ならんのです。

私、成長過程真っ盛りだ。これ以上背は伸びないけれど、精神は死ぬまで、ずっと、生きている限り伸び続けるそうだ。まあ、私は長生きできる体ではないが、例えばいつか末期癌になったとしても、なにかを学んでいくのだろう。気づけば三十路になっていた。そのうちの過去の殆どを消し去りたいね。だけど、消すことなんて、出来ないからせめて抱え込む。それでいいね。
私、生きている。左耳のきこえない世界、それは、いつもよりちょっぴり優しい。五体満足で産まれてきて、心だけ荒み、苦しくもがいてきたけれど、ここで体が変になった。片耳が突然聞こえなくなっただけで、世界が煌めいてみえる。明日にはまた、聞こえるようになっているのかな。聞こえるようになったら、また心だけ苦しい日々がやってくるのかな。いやだなあ、まったく。でも、でも、でも耳が聞こえないのも不便です。特に会話が、不便に感じる。左のほうからだと聞き取りずらいから話す人の右に寄って話さなければならない。何度も聞き直すから相手が困る。明日にはずばっと治るだろうけれど、耳が聞こえずらいのがこんなに不自由だなんて。初めて知った。

しっかりしなきゃ、ならんのです。ひとりでは生きていけないけれど、せめて自立を目指すのなら。どこが不自由だろうと、世間は厳しいので、戦っていく。それには強い身体に加え、武器も必要なのです。私はいま、その武器を探している。

話はこれで終わり。
昨日植えた花がとびきり可愛いので載せておきます。

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