透明境界線

生きていく。詩を書く。

ただいまわたし

泣いて乱れて叫んで諦めて
この家へ帰ってきた
痛めた腰を右手で支えながら
庭先に出ると
夏に枯れたペンタスが 大きく華やかに咲き誇っていた

秋の虫が鳴いている

半透明の
音たち
ここは静かな場所
私の居場所

呪縛の夏から解放され
私はここへ
帰ってきた