透明境界線

日常の感情の肯定。詩を置く場所。

かなしい

好きなものを値段を気にせず買える生活がほしかった。

ひとり焼き肉やひとり居酒屋、バーへ通ったりそんな年齢相応な経験をしてみたかった。
持病をしっかり治療したかった。本名のような生き方をしたかった。
わたしにとっての『普通』を追い求めていたけれど、それが無理だと気づいてしまった。
ごくごく平凡な両親の元に生まれたかった。毎日殴られたくなかった。学校で苛められたくなかった。
大学へ入学したかった。
青春を送ってみたかった。
ウェイウェイしてみたかった。
病気にならず健全な心身だったら、毎日希死念慮に苦しまずに済んだ。

 

今更こうして何を言っても時間は巻き戻せない。
周囲が歩くスピードに追いつこうとするのはもうやめた。
自分が情けない。幸せだとは正直言えない。苦しい、苦しい、苦しい。


もう疲れた。
生きるのに疲れた。