透明境界線

生きていく。詩を書く。

沈静

希死念慮がベッドに漂う夜に‬
ぬいぐるみ抱きしめて
ゆっくり ふかく
覚悟も決心も一切せず、
こきゅうをしている

余っていた鎮静剤は昔
橙色のカンカンに
大事に保管をしていた

さけぶことのできないまよなか
しずまりかえるいえのなか
わたしの分身が頭を抱えて
こきゅうをしている