透明境界線

生きていく。詩を書く。

いびき

きみのいびきは昨晩ひどく甲高く
けれど僕はなぜだか落ち着いて
コーヒーを淹れて
朝食を作り
数日ぶりにカーテンをシャアーと開けた
きみは寝言をひとことも言くこともなく熟睡してるし鼻腔拡張テープの効き目もないな可愛いな、
なんて思った自分が怖かった