透明境界線

生きていく。詩を書く。

ボーダーラインを卒業したい。

それが私にとっての卒業だった、飛び降りたことは。
負の連鎖を辞めたかったおしまいにしたかった。
ただそうした事により離れていった人もいたし、逆に迷惑と心配をしながらも離れずにいてくれた人もいる。今ではその人たちとは仲が良い。

恋人とは一年前に別れて親友になった。親友は、ボーダーラインの勉強を必死にしてくれた。
なので今は、私がバグった際の対処を冷静にしている。
「冷静じゃないとやってけない」、そう言われた。確かに思えばそんな気がする。
私がボーダーの症状を起こすのは大体PMDDの時期で、寂しくて苦しくて、希死念慮を発する。原因がなく漠然としているなかでの鬱と不安なのだから、それは周りもたいそう大変なことだろう。私だけが苦しむのではなく、周囲までを包んでしまうことがただただ、申し訳ない。
ボーダーラインでずっと生きてきた。
亡くなった恋人や母を追いかけるように日常がドラマで、自らドラマや映画のヒロインになりたがっていた。自らを傷つけているのとそれは同じで、自傷をしても単なる一時しのぎにしかならず、そして最近の今日ではそれも意味を持たなくなった。と同時に刃物も側からなくした。しないように。
この間友達と会って思った。ボーダーを卒業したいと。こう十何年もしていると、いちいち怒ったり泣いたり自暴自棄になるのもエネルギーが必要になってくることをひしひしと感じるようになる。
すぐには無理だと知っている。生理前はどうしても自らホルモンをコントロールすることは出来ないし、よし!ボーダー卒業!イェイ!なんて簡単に出来たら、今苦しんでいるほかの同じボーダーライン患者さんも苦労はしないだろう。

 

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でも私は決めたんだ。死ぬまでこの希死念慮がなくならないし傷つきやすいままでも、うつと不安を抱えたまま生きていこうと。そして私には数少ない何人かの友達を大切にする。自分を守ってみせたい。なるようにしかならないよね、人って。

 

 

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この間、友達と向ヶ丘遊園にある喫茶店「ルグラン」に行ってきた。天気が良くないせいかお互いぼんやりしながら他愛もない話をしていた。お揃いのネックレスを買ったので大切に使いたい。

 

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