透明境界線

生きていく。詩を書く。

君を愛したあと

部屋から立ち去り

急激に壁にぶち当たった

(言葉の奥ゆかしさ不自由さ)

 


階段から落ちて首を捻った

多分、

もうむりをしないでいいよ

誰かからの伝言だった

 


怪我をしても君はやはり優しく

可愛くて

私に 好きだよなんて

また言って

 


馬鹿なふたりは

未だ

息をしている