透明境界線

生きていく。詩を書く。

あんたの手口とわたしの命

巧みな語り口でやられようとしない様に気をつけていた
杖があるだけで救われる気になっていたのが間違いだった
杖を持ち歩くせいで舐められることの方が多かった

生きていてはいけないのでしょうか
全然良くなんかない地獄の沙汰の人生が底にあり
その上に最低な環境が寝転んで
一番うえは未だなにも見えない
お腹が痛けりゃホカロン貼るし
眠れなけりゃ睡眠薬飲むし
苛々憤慨しそうになったら頓服を

こんな人生を自分が愛するほか
誰が愛すると言うの
昨日私を騙そうとしたあの人今死んだ
あっけないです命って。

口惜しいなら次勝てばいい
そう簡単に
言わないで
特別じゃない私を特別に出来るのは
私だけ