透明境界線

生きていく。詩を書く。

雨脚があまりに強いもんだから

アイスクリィムをぺろり舐めた

言葉がコソリとも浮かばないものだから

優越に浸ってみた

ここは地球のどまんなか

スマホの後ろにスマホリングをくっ付けて

愛する人に 読まれることのないメッセージを

送信する

雨粒は

下半身を存分に濡らしてズボンと脹脛とを密着させる

素敵じゃないか!

君も君のみっともない姿さえも