透明境界線

生きていく。詩を書く。

孤高の空から笑っている

有限の命は
細い糸の上でまたがるようにして歩く
あれの痛みはことばにあらわせず
真夏にホカロン貼り付けて誤魔化す
痛い=生きている
極端思考が胸を霞ませる
ぼやが起きたら直ぐに気づく
太い血管の中に流れるものの見えにくさ
孤独感に脅かされて悪魔に化ける
明日が見えない鬱の厳しさ
私のしずかな
燈が燃え続けていた