透明境界線

生きていく。詩を書く。

無題

「私のことを知っていますか」

「私を覚えていますか」

「私の好きな果物は何でしょう」

「好きですか?」

「嫌いですか?」

 


潔く言えないもどかしさ

苦痛を伴う生活

冷えたグラス

飴色の砂糖入れ

そのどれもが

美しいと

 


貴方分からないでしょうが、私になら分かるのかもしれません。