透明境界線

生きていく。詩を書く。

必着するまで

温気が消えかかる午後の夕べに
しけった煙草をコーヒーと一緒に楽しむよ
食べてはいけないもの:浦島草
考察するこの紫の上着は薄く胃腸を荒らすから
思いきって前髪を下ろしてみた
言葉と行動の矛盾が都会に響き渡る こんな世界を
愛することができない

下腹部痛と脳の
コントラストなんか絶対嫌い
成否は知らぬ
窓辺の猫も見たことがない
よーいどん、で
降参しよう