透明境界線

生きていく。詩を書く。

精神科入院から一ヶ月、今の心境。

精神科に入院してから一ヶ月が経った。

はじめの一週間は心身が落ち着かず、二週間目で周りに話せる仲間が出来て、三週間目で自宅への外出、外泊をやり始め、その間私は誕生日を迎えた。何人かの患者さんに「おめでとう」と祝福してもらい、誕生日の日には友人がお見舞いに来てくれて有意義に過ごせた。

また、もうひとりお見舞いに来てくれた友人から面白い本を差し入れてくれて、二時間みっちり語り合った。

 


一ヶ月経つともう随分メンタルも落ち着き回復してきた。それと共に、入院が退屈で仕方なくなって、この季節入退院していく人が多いせいもあり、自分も今すぐ退院したいという一種の焦りが募って苦しくなる日もあった。

 


人間関係は難しい。

距離を詰めてくる男性患者さんには相当参った。個人情報を聞かれたり、それを私はどこまで答えたら良いのか分からず、つい色々細かいことを話してしまい後から嫌~な気持ちにもなったものだ。

ほとんどのみんなが口にするのが「退院した後生活をやっていけるのか不安でたまらない」との不安要素。私だけが胸に抱えていることだと思っていたのは間違いで、私ひとりだけではなくみんな、そう思って悩んでいるんだなあって。

 


入院していると時間はたっぷりある。だから、色々なことを考え続ける。

今、来週、人間関係、将来のこと、親のこととかとにかく色々。

当然メンタルが苦しい日もあるから、自分が今どうしてこんなに辛いのか?と原因を探ろうとするようになった。意識してやっったことではない。

 


入院前は、原因のわからない不安感に苛まれ大変だった。

それが入院してしばらく経ってから、原因に気付けるようになった。具合が悪いのは低気圧の影響だとか、生理前~生理中、脊髄損傷の後遺症、周囲の患者と談話のし過ぎ(おしゃべりに夢中になり過ぎ)、などなど。原因がわかると、腑に落ちるので随分と楽になる。

なんだ私。今までどうして原因を探そうとしなかったんだい?

◯◯のせいでいま鬱や不安になっている。

そしてそれを「抱える」こと。

考える時間が多いなかで、これに自然と気づけたことは大きな収穫となった。

 


退院まであと少し。予定だと来週の3/5以降~か、3/11以降~。焦らずいこうと思う。

私はいつも焦りがちだから。

退院したあとに前みたいなひどい症状が出ても、自分で対処していけたら、また成長できるかもしれない。

 

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