透明境界線

生きていく。詩を書く。

電車

電車に乗って眠れない身体を揺らし、鬱々と明日の事を想う。
ふと消え去ってしまえばきっと楽なんだろう。消え方なんてとっくに知ってる。ただ準備するのが億劫なだけで、しないだけ。
明日を絶望しながら生きていく。毎日同じ感情の繰り返しだ。こんなものもうやめようよって誰かに言われてる事も知ってる。

うるさい、知ってるよ、こんなこと。

電車に揺られていると、少しずつ眠気が増してゆく。耳が遠くなる。きっと疲れているんだろう。
新宿まであと20分以上、立ったまま、ぎゅうぎゅう詰めの中にいなければならない。


私たちは、幸せですか?