透明境界線

生きていく。詩を書く。

2017-01-01から1年間の記事一覧

2017年を振り返りながら書くとキリがないって思った

クリスマスが終わって余韻に浸ることもなく、一気に今年最後の日が来ちゃった感がある。今日は天候が良くなくて、午前中は都心で初雪。私の地域ではみぞれとあられが少しだけ降りました。あのですね、私スマホに頭痛〜るというアプリを入れているんですが、…

メリークリスマスのあとに

今年のクリスマスはクリぼっち回避出来ましたよっと。 24日の夜に買ってきたケーキとチキン、兄の作ったサラダと私の作った得意なナポリタンを一緒に食べて、ロゼワインを少々。ここ数年は一人でケーキを食べていたので、今年は心から嬉しかった。兄とどんな…

膀胱留置カテーテルとの共存生活

私の膀胱にはバルーンが入っている。 昨年の夏に脊髄損傷を負った後遺症のひとつで、自力での排泄が困難になった。そのため、もう一年以上カテーテルを入れながらの生活を送っている。バルーンとは、膀胱内に尿を貯めておく「膀胱留置カテーテル」と言われる…

永遠の別れについて

母を亡くしてからひとりきりでいるのが居た堪れなくなった母を亡くしてから過去を思い悩むようになった過干渉と無関心にされたことはとっくのとうに許したただ わたしのなかにできたぽっかり大きな空洞は誰にも埋められない自分で埋めることすら 求めていた…

愛の膜

かなしいと感じるのはかなしいからだむなしいと感じるのはむなしいからだいま空気中に大勢の人々の吸うたばこの煙が篭っている窓の方へ視線を移すと灰色のビルの群れが無言でただ建っているだけ 誰かへの愛情の膜が薄れてゆき違う誰かさんからの愛を求めても…

自動的にうかぶ かなしさ

慟哭。それから側室にて花弁を天井に。投げる、うかぶ言葉だけうかぶ。今爆弾低気圧有りAmagasa鞄の中。気象病(眠気/怠さ/気鬱/関節と頭痛)体全身へ這いつくばって。転けるな。狼狽えるな。苛めるな。

生きていくための自傷行為と生きづらさの根本の体験

「生きるための自傷」とも言われる、リストカットなどの自傷行為。 ここ二ヶ月のあいだ、どうしようもなく苦しくなると手首や首を切るようになった。十代後半に発病した頃は毎晩部屋にこもってお酒を飲んで切って、処方された安定剤をたくさん飲んでまた切っ…

海ほたる〜亀岩の洞窟〜南房総…11/03千葉へ。

11月3日金曜日。兄と千葉方面へ日帰りドライブしに行った。その前の晩は不眠で風邪のひき始めだったため、正直のところ万全ではなかったが。 6時。多摩川沿いをひた走る。朝日が昇っていくのを助手席で眺めていた。犬の散歩をする人やジョギングに精を出す人…

2017/11/19 詩

‪天から空中へ向かう高射が‬‪歩く人々の髪を橙に染める‬‪大気は安定模様、乾燥注意報発令中、‬‪マスクした皆の顔の半分は‬‪みえない‬ ‪昨夜の出血は嘘、夢だとおもいます。‬‪昨夜の無感情は嘘、夢だとおもいます。‬ ‪光を愛すのと同じよに‬‪低気圧も愛せたら…

生まれたてのアイデンティティ

怪我をした箇所が痛むように、心が苦しくなると胸が強く痛む。今私が大変だと意識しているものは、対人関係ではなく自分自身の問題について。どんなことに対してでも極端に自己否定と自己嫌悪をする。だめな人間だと解釈する。極端な話、消えてしまえば楽に…

かなしい

好きなものを値段を気にせず買える生活がほしかった。 ひとり焼き肉やひとり居酒屋、バーへ通ったりそんな年齢相応な経験をしてみたかった。持病をしっかり治療したかった。本名のような生き方をしたかった。わたしにとっての『普通』を追い求めていたけれど…

某人物の遺書から一部抜粋

朽ち果てたエケベリアのすがた(灰色に縮こまっていた)一部が折れたセダムのすがた(可哀想に背だけが伸びていた)安物の黒いスウェットは裏起毛がなく(暖かな長袖を肌着の上に仕込み)街へ出かける日は腐った面持ちで行けず笑顔で(それは強制である) ・向かいの…

2017/05/23

澄み渡る よぞら に 絵の具をのせて かんせい した 水彩画 青の密度の濃度 やさしいきみは わたしを つつんで のがさない

2017/04/08

明け前の湿る雨が屋根を濡らす君の部屋の冷蔵庫が音を鳴らす音楽だと思った一週間分の晩御飯の献立を考えて紙に書こうそう君は言っていたけれど明日の昼にはすっかり忘れてしまうだろう耳の記憶眠りの中で消去される些細な苦悩 水が歩けば 今日が始まる

2016/10/23

オリオン座が見えたから、明日も笑っていたいと思った。東京の夜空が時々澄むのは希望。深い夜中の12℃。眠気まなこで分厚い掛け布団をかける生まれてきてから何度も経験する秋と冬の狭間に対して一昨年は睨んで昨年は泣いて今年のわたしはどうなるの悩むくら…

無題

休眠を終えて煙草着火点灯ひねくれカーテンから食み出る白昨夜垂直に出産した記憶はすっかり忘れたというのにたった数時間で蘇った色を共わない煙嫌な臭い壁目を瞑り時計の秒針に耳をすませば眠りに落ちると信じていたのに わたしもあなたも愚直だ

ただいまわたし

泣いて乱れて叫んで諦めてこの家へ帰ってきた痛めた腰を右手で支えながら庭先に出ると夏に枯れたペンタスが 大きく華やかに咲き誇っていた 秋の虫が鳴いている夜半透明の音たちここは静かな場所私の居場所 呪縛の夏から解放され私はここへ帰ってきた

疼く傘

目の霞と宇宙と浮力で叶う眩暈 気象病にたいする にくしみ しんしんとした曇り雨のなか 私も君も 立っている

2017/04/08

涙する夜は街道を走る車の音がやけに騒がしく耳をつねる毛布ひとつで足りる夜にはあの人と手を繋いで眠りたい腹式呼吸と心拍数と虫の音は連動眠りに落ちる瞬間小さな死と優しさに包まれる

2016/10/23

オリオン座が見えたから、明日も笑っていたいと思った。東京の夜空が時々澄むのは希望。深い夜中の12℃。眠気まなこで分厚い掛け布団をかける生まれてきてから何度も経験する秋と冬の狭間に対して一昨年は睨んで昨年は泣いて今年のわたしはどうなるの悩むくら…

私の命を拾ってください

湯気の出たアワビが嫌いです眠り込んで魂が抜けて浄化命を拾ってください私の発熱した37.6℃の体温に触れて一度だけ怒ってください 私の命を拾ってください明日の朝には帰りますから

生きづらさも死にたみも受け入れられずに

今までどれ程に自分を痛め、責めてきただろうか。苦しい時に苦しいと、もう限界だという日に助けてと、あの頃言えていただろうか。 ここのところずっと続く雨がもたらす抑うつと頭痛神経痛で、睡眠時間は長くなった。外にいる時間も短くなり、家事は以前より…

死に抵抗のないわたしたちへ

”生きてて良かった” 誰しもがそう思ったことがあると思う。しかし、私には一度もない。貧乏な家庭に産まれ、父からの暴力と母の無関心or過干渉。今ではそのふたりも存在していない。 楽しいこととは、なんだ。 面白いこととは、なんだ。 幸せとは、一体なん…

ひかり

梅雨は呆気なく終わった。強烈な虚しさは、平穏な虚しさへと変わった。『きみと生きて』、『きみを生きて』、私は幸せだ。そして離れている今も、私は幸せと言えるかもしれない。離れてみて初めてきみの存在がどれ程大きなものだったと、思い知った。そして…

ため息を吐け。

心が病んでいても、心臓は動いてる。泣きたい時に泣けなくなったけれど、歩けている。大人になれたから。 ベビーカーのふんわりのなかでぼんやりする子は、やがて将来、恋をするのだろう。そんな想像している私もかつては赤ちゃんだった。物心がついた時は言…

眠気に纏わりつくハッピーニューイヤー

ハッピーニューイヤー感を年々感じづらくなったのはきっと、歳をとったからだと思うようにしている。日付けが元旦に変わった瞬間感じたのは、また老けてしまうな。って。 1/1。筑前煮、マカロニサラダ、お刺身、焼いた餅が食卓を囲み、炬燵で横になっている…