透明境界線

生きていく。詩を書く。

最近考えてること

鼻づまりが治らなくて、もう何ヶ月も治らなくて、生きてる心地なんて然程ない。夜眠るのに楽なようにと鼻腔拡張テープを貼るけれど、あまり効き目がない。
隣に住んでいる家族は子供だけで5人もいる。不謹慎なわたしは隣の親と挨拶するとき、いつも心の中で『セックスお好きなんですね』と言ってる。本心では、経験したことのないアイラブファミリー的な雰囲気に嫉妬と憧れを抱いてる。
そういえば、アパートの隣のお寺の子どもはいつも泣きっぱなしだ。度々、母親らしき声に耳を澄ませると聴こえてくるのは『おめーうるせえんだよ!』と精神的虐待にもなりかねない言葉たち。あー恐ろしや恐ろしや現代。

マニキュア見事に剥がれちゃって。シンナー臭い除光液が嫌いだし、放っておけば爪すごく汚くなっていくし、毎回こんな気持ちになるなら最初から何も塗らなきゃいいじゃん。って思うと自分のことが悲しく見える。
人にどう見られたり思われたりするのか気になってびくびくして生きてるけど、こんな豆腐メンタルのままじゃ世間を歩んでいくこと、到底無理ってわかってる。強そうな人の心臓とわたしの心臓を今すぐ今すぐ取り替えてほしい。
安定剤を飲めば、一時の強迫と興奮と不安を抑えることが出来るけれど、昔から根強いこの自信のなさだけは、絶対になくならない。

月経前症候群の夜、脳が冴えて余計な感情や奥底に片付けておいた気持ちがガタガタと音を立てて崩れ落ちてくる。だれかたすけてー!なんてもう言わない。

なんにもないのだから

泣きたい時に思うように涙が出なかったり、辛い時に辛いと誰かに言えなかったり、そんなことはだいたい一日に一度ある。私たちエスパーじゃないから、人の本当の気持ちなんて1ミリも理解できない。だいたい分かったつもりでいる。誰かにそれを言ったとして、その相手になにを分かってもらいたいのだろう。同情してもらいたいわけではなくて、共感されても辛いままで、それは、きっと、黙って抱きしめてもらいたいだけなのかもしれない。泣いたからって楽になるわけじゃない。涙が延々に止まらないときなんて呼吸が苦しくなるし、鼻水が止まらないし、目は腫れるばかりで泣き疲れて見る夢、それはだいたい穏やかなものじゃないし。
明けない夜ってあるの?明ける夜、明けない夜の両方があると思う。それほど長く続かない苦しみと、死ぬまで永遠と続く苦しみのふたつ。人生イージーモードの人に分かってたまるか。分からなくていい、少しだけ分かって欲しくはあるけれど。きっと、経験してきた苦しみの度合いが違うのだから、どっちみち分からなそうだけど。

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私たち、どういうわけだかここに生まれてきてしまった。それでいつか順番などまるで関係なしに死んでいくそうだ。何一つ同じものを持たず、この国で、生かされているらしい。自殺してもニュースにすらならないんですって。何が素晴らしい命、かけがえのない命だろう。もう私たちは世の中の綺麗事に耳を貸さなくていい。もがいて、泣きべそかいて、苦しみながらせめて時々笑って生きろ。