透明境界線

生きていく。詩を書く。

人見知りの激しい私がここで生きている世界の片隅で
蠢いたり嘆いたり激情したりと
うるさく
時に
か弱く
こきゅうをしている。
赤の他人と生活を共にすることなんて考えられないと
今までおもっていたよしんじられないって
この、いま、瞬間
変わり始めたままで変わり続ける
自分が
怖い

 

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切り取られた枝が花瓶に飾られている
その景色を覗いて
くらく笑う
花は
覗かれているようで縮んでいる

大家からの手紙を読んだものを
シュレッダーに入れた
あのさ、言葉なんか必要ないのかもしれないよね
って
今誰かに言いたい。

枝分かれしたものの先を睨んで
未来に導くことができるのならば誰だって簡単に
しているはずだ濁った目が
窓辺で立ち竦む