透明境界線

生きていく。詩を書く。

もう眠れそうにない、いや死んでいたあの日の私を私は延命させてしまった、恋。忘れたはずを蘇らせる読み上げ機能。上手いこと言えないや、眠れそうにないや、死ねそうにないでも死にたいや。世の中との決別はまだ早いなんて逆に軽々しく言うのなら私の身代…

もう二度と戻れないことろまで 一人だけできてしまった 隣には 芝生さえ見当たらない 夕暮れの空を見逃して 悲しくなるのはいつもの事だったけれど 情けないったらありゃしない 言葉と音楽が合流したとしたら 私あなたの元へ 行ってしまいたいのに

バーチャル言語旗手。黄昏てからのおはようは遅く机の上であなたに挙手をする。殺し文句は「笑ってよ」。曇天を見上げれば高揚し、額を掻く矛盾の後ろの矛盾。攻略できなかった恋愛時すでに遅し、いつも同じ喫茶店でアイスコーヒーLサイズ。太った分だけ膨ら…

感情

ここのところ、重い抑うつと不安で過眠になっている。家事が出来ず、午前中から昼までずっと夢を見ながら寝て、夕方前に重たい腰を上げて家事をして、隣町まで出るという退屈なルーティーン。居間に仏壇があるとより落ち着かず、ごろごろしていても二度寝は…

脊髄損傷から丸2年

2年前の8月12日。私は飛び降り自殺を図り、腰椎を破裂骨折と足の甲の骨を折り緊急手術と入院をした。ICUに入っている間、兄に『どうして死なせてくれなかったか』と泣いたりしていたし、母に会いたかったのにそれすら叶わなかったことを、強烈な痛みを麻薬で…

コラージュ詩

残るもの

飛び散った花束は夕立ちと重なる。青い海が見えない場所で立ち尽くす私。苦いまどろみが向こう側に見える頃、こんがらがったあの頃の糸の色を思い出した。やさぐれていて不適切な情動が心に染みて痛い。あおい、あおいものは罪。

悲観に夢中

一人暮らしすることになりました

やあやあ。 情緒不安定になっているのは台風のせいにしてやりたいところだが、今自分のいる分岐点がそうさせているとも大いに考えられる。 手を拍手して電車のホームを歩いているサラリーマンと一緒に踊りたい。 つまりは現実逃避のように。 今日なんですが…

ひとりぼっちの紐

木漏れ日だって別に、体に優しくしてくれるわけじゃないし。コクトーの詩を完全に理解できないもの。夏は秋色に少しずつ色づいてきて、私の名を呼んだ、きこえた』 ブラウンのジャケットまだ早いのに押し入れから引き出してきましたホット珈琲が生温くなる前…

星屑になろう青雲になろう飛び越えて宇宙の屑になれ/深呼吸のない生活/腰痛のない体欲して分身を探す レクイエム・シンドローム。

予兆2

突然の 秋の便りに体が驚いて いつもの何倍もの睡眠を重ねた 夜になり むくりと起きて水を飲む(つめたい) 青のストライプのロングシャツを羽織って 隣の街まで散歩をすると 北風 舞う 死ぬことよりも生きることの方が数倍も難しい、 少しの頭痛を持ち寄りな…

予兆

西瓜を食べた夜の 静けさと 秋の匂い 単純なことがどれほど難しいかと苦しむ感情を風が止めさせた いまはかんがえなくていいものを 考えてしまって脳がパンク しない為の 北風

モノクロ

コップから溢れた水を掌で掬うように雑感まで拾おうとしたでしょ煙草にライターではなくマッチで火を点ける瞬間ならどんな言葉でも言える気がした(今の私を忘れないで)どんな君でも君は君そう言ったあなたは忘却のかなた 犬に似ていると言われたり面白いねと…

孤高の空から笑っている

有限の命は細い糸の上でまたがるようにして歩くあれの痛みはことばにあらわせず真夏にホカロン貼り付けて誤魔化す痛い=生きている極端思考が胸を霞ませるぼやが起きたら直ぐに気づく太い血管の中に流れるものの見えにくさ孤独感に脅かされて悪魔に化ける明…

限界

居場所がない。もう、居場所がない。 台風が通過している間、深い闇の中で膝を曲げて浅い息をしていた。過ぎ去った日、区役所の福祉課に行った。(グループホームに入居できるかどうかの相談をしに)結果はグレーだった。生活保護課に相談するしかないとか、家…

侵食

左斜め下の橙が ながくみえるようなきがして綻んだ 37.5℃のやつれた体が余計で剃刀で削るやすりかげ、まるで うたえばいい わらえばいい なけばいい 死んでしまいそうな命を もちはこべばいい

それは

また夜が来るから 速足で線路を跨いだ 蝉が涙を流さないのは 正面から命をみているから

雨脚があまりに強いもんだから アイスクリィムをぺろり舐めた 言葉がコソリとも浮かばないものだから 優越に浸ってみた ここは地球のどまんなか スマホの後ろにスマホリングをくっ付けて 愛する人に 読まれることのないメッセージを 送信する 雨粒は 下半身…

ことばのすれ違い

新宿で彼と一生のお別れをしたあと花を買う新宿は豪雨と道路のど真ん中で叫びたい衝動に駆られる命は一瞬つんと尖った心で彼を刺したのかもしれない恋も一瞬気怠い身体は低気圧の下降のせいにしたいメッセージの削除、削除、削除の繰り返しはだいたいどうい…

死にたみで交番へ逃げ込んだ

希死念慮が強まったのは記念日鬱のせいだと思う。2年前の夏に未遂をしたせいだ。両親がいない寂しさもあるとは思うけれど。この間、夜に家を出て、近場をうろちょろしていた。消えたかった。死ぬまで鬱ならもうおしまいにしたかった。遠くに見える交番にどう…

奔走

いかがわしいもので私を弄ばないでもっとまじめに本気になって私の体に絵を書いてみて溢れ落ちるものは愛よりも欲膨れ上がった風船が空へ飛んでいく途中で割りたくなる不気味腕の上を蟻が這いつくばる可愛い 困難な状況が自分を強くするのコーヒー美味しいの…

死者

死者 空が見えない雲も漂ってない死んだ人はどこへ行くのだろう(体がからっぽ)なんだろうか、ちっとも解んない 死んだ人は蘇らないこれを私は知っているあの人は洞窟の氷結のなかあの人は暖かい桜のしたきっとそうなんだろうと自分を宥めるこんなことを考え…

ご報告

風邪を拗らせて肺炎と喘息になった。息は普通にできるけれど、夜間の咳と声が出ないのはずいぶん大変だ。せめて体だけでも健康であることが、どれ程幸せなことだか今この瞬間痛感している。熱はやっと今日になって平熱まで下がり、先週末は39℃超えで死ぬかと…

嫌い

退屈な毎日を変えたくて服を買ったの。夏、じりじりの天井汗ばむ体が笑えない今年二着めの服はキャメル色したカットソーあなたに見せたいなんて思いながら選んだ一着!赤ちゃんの泣き声くるしいよダイレクトに、子宮に、ひどく響いて痛む私子供産める体じゃ…

環境が変わることに対する不安

梅雨が明ける前にものすごく暑くなった。夏嫌いの私はこてんぱにされた。新調した傘の出番も少ないまま梅雨が明けて、忘れかけた頃に生理が来た。安堵。痛い。1日目が悲惨だった。 歯医者で治療中、口を開く疲れなんかどうでも良くてどうしても生理痛が酷く…

干からびた多肉植物に水をやる太陽光が目をつん裂くように街道沿いを歩いていると漂う刻苦水分の足りていない体はのっそりと歩くことをやめず(あたかも健康体かのうように)熱病に冒された、午後二時勢いなくポカリを買ってすぐさま帰宅しアイスノンに頭を…

あんたの手口とわたしの命

巧みな語り口でやられようとしない様に気をつけていた杖があるだけで救われる気になっていたのが間違いだった杖を持ち歩くせいで舐められることの方が多かった 生きていてはいけないのでしょうか全然良くなんかない地獄の沙汰の人生が底にありその上に最低な…

RとO

今日の夜をどう過ごそう精神の落ち着かない熱帯夜をクーラーと悴む足指だけが意識を高めるこんな斬新になりたげな私をどう殺めよう刀があったら即座に腹切るんだそんな卑怯な内向性確信の持てない明日に生はあるだろうかRがあったとしたらOのバッテリーはも…

人見知りの激しい私がここで生きている世界の片隅で蠢いたり嘆いたり激情したりとうるさく時にか弱くこきゅうをしている。赤の他人と生活を共にすることなんて考えられないと今までおもっていたよしんじられないってこの、いま、瞬間変わり始めたままで変わ…